しあわせ王子　探索日記

にわかには
信じられませんが・・・




Sports news
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北島康介 ２冠を手に引退

北島、２冠を手に引退-。競泳男子二百メートル平泳ぎで、
世界記録保持者の北島康介（２５）＝日本コカ・コーラ＝が２分７秒６４の
五輪新記録をマークして、百メートルに続く金メダルを獲得した。

日本競泳界初となる２大会連続の２冠を達成した最強スイマーは、
今大会限りで現役を引退する意向を表明した。今後は水泳の普及のため、
講演や解説などの活動をしていく予定。残る男子四百メートルメドレーリレー
（１５日予選、１７日決勝）で有終の美を飾る。

　　◇　　◇

　最後までカッコ良かった。ラストと決めていた北京で、
北島が悲願の２冠を達成した。レース後、１０年以上にわたって指導を受けてきた
平井伯昌コーチが「康介が全力で二百メートルを泳ぐのは最後と思って見ていた。
寂しくなるのかな」と話していたと伝え聞くと、何度もうなずいた。

　「まあ（自分も）そのつもりでやってきてるんで。
これ（二百メートル決勝）に入る前から寂しい気持ちがあった」

　引退の意思表明だった。アテネで２冠、北京で２冠。
２種目で世界記録保持者となり、世界最高の舞台で、
これ以上ない偉業を達成した男にやり残したことはなかった。

　個人種目としてのラストレース。スタート前から勝利は確信していた。
自身の世界記録（２分７秒５１）だけが標的だった。
１５０メートルまでは０秒１９上回り、百メートルに続く世界新記録での
金メダルを予感させたが、もう一歩で届かなかった。

　タイムを確認して大きく息を吐き出した後、軽めにガッツポーズ。
やや首をかしげながら苦笑いした。
「二百メートルに関しては記録っていうことを頭に入れてたんで、
更新できなくて悔しい思いはあった。
スタートがあと１時間遅かったら」とおどけてみせた。

　尊敬する先輩のためにも勝ちたかった。
アテネ五輪の柔道男子６０キロ級で３連覇を成し遂げた
野村忠宏（ミキハウス）が、会場から勇姿を見守った。
北島が北京の代表を決め、野村が逃した後も励まし合った。
「北京で野村先輩の金メダルの数を抜くから、ロンドンまで頑張って！」。
逆に、北京への出発前に都内で会食した際は激励された。
一時は引退を考えた野村との約束は果たした。

　競技から退いた後は、愛する水泳の普及に全力を尽くす。
所属事務所の関係者は、近日中に今後に関して明らかにするとした上で
「すべてが水泳の普及につながること」と説明した。
初の自著「北島康介の水がこわくなくなる魔法の本」を
発売するなど活動の幅を広げており、執筆や講演、解説者なども候補になる。
全国の小学生に夢を持つことの大切さを教える
「フロッグタウンミーティング」はライフワークとして継続する。

　「五輪はみんな応援してくれる。結果を残せて感謝している」。
北京の女神からも好かれた五輪の申し子。
見せてくれた夢は決して色あせることはない。

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・・・ホント